奈良の一刀彫 万葉堂

お知らせ

2019/05/05

「奈良一刀彫 万葉堂 雛人形 立雛-寿」

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立雛-寿についてご紹介します。
こちらの立雛は、極上の木曽檜を使って彫りあげた、伝統的な松竹梅模様の雛人形です。
立雛-松竹梅より、手の込んだ彩色を施しています。


男雛の肩や女雛の襟元の朱色やえんじ色は、岩絵の具を使っています。
岩絵の具は、細かい砂のようなザラッとした質感があります。
その岩絵の具の上に、金泥で模様を描いています。
松にも同様に岩絵の具を使っていますが、この岩絵の具の上に細い線を描くのは、非常に難しい仕事です。
岩絵の具で描いた上に、どうさと言って、膠を水で薄めた液を塗らないと線が描けません。
この時の膠の量が多すぎると、線は弾いて綺麗に描けません。
また、膠が少なすぎると、線が滲んでしまいます。


その他、立雛-松竹梅には無い、亀や熊笹も描いています。
男雛の袴には、白の菊を盛り上げ胡粉で描き、本金箔を貼り、切り廻し(小さく切った正方形の金箔)を散りばめています。
金箔は、わずかな呼吸でも飛んでしまうほど薄いものです。
金箔一枚では、小さな正方形は作れません。
金箔を何枚か重ねて厚みを作り、それを小さく切って貼っています。


ワンランク上の、伝統的な松竹梅模様の立雛をお求めのお客様には、こちらの寿をお勧めいたします。


奈良一刀彫  雛人形 吉岡一泰作 立雛-寿6寸 はこちらからどうぞ。

 

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