奈良の一刀彫 万葉堂

お知らせ

2019/03/16

「奈良一刀彫 兜(五月人形) 特中・特大について」

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当店の兜は、大・中・小と特中・特大があります。
大きな違いは、大・中・小はヒバを使い、特中・特大は木曽檜を使っています。


特中・特大は、前面や角・後面の朱色部分を木地で残し、木曽檜の木地を生かした彩色にしています。
前面の模様は、藤と菊の花にトンボを飛ばしています。
トンボは、前に進む事しかできず、後退出来ない事から戦国武将に好まれた柄だそうです。
模様は、盛り胡粉を使って立体的に描き、その上に赤金と青金の二色の金泥を使って色を重ね、ガラス棒で磨いてピカッと艶を出しています。
頭や朱色の紐の柄も、すべて盛り胡粉で立体的に描いています。


盛り胡粉は、膠(にかわ)の配合やその時の気温などで左右されることが多く、へこんだり、割れたりします。
美しく盛り上げるには、長年の勘と技術が必要で、一番苦労するところです。


画像は兜-小ですが、特の兜の内部も同じように、頭の部分は重たくならない様に彫り抜いています。
角と龍は、後から差し込むことが出来ます。


朱色の組紐は正絹で、京都の職人さんに組んでもらいます。
紫色の袱紗も、正絹の白の縮緬反物を京都の染め物職人に染めてもらいます。
兜の台になっている桐箱は、奈良の桐箱専門の職人さんに作ってもらいます。
いろんな日本の職人さんの手によって、この兜は成り立っています。


この特中・特大には、弓・刀・屏風のセットが付けられます。
兜だけでも立派に見えますが、もっと豪華に飾りたい場合は、セットもお勧めです。


奈良一刀彫・吉岡一泰作 五月人形・特中(木曽檜) はこちらからご覧下さい。

奈良一刀彫・吉岡一泰作 五月人形・特大(木曽檜) はこちらからご覧下さい。

奈良一刀彫・吉岡一泰作 五月人形・兜-特中(木曽檜) 弓・刀・屏風セット付き はこちらからご覧下さい。

奈良一刀彫・吉岡一泰作 五月人形・兜-特大(木曽檜) 弓・刀・屏風セット付き はこちらからご覧下さい。