奈良の一刀彫 万葉堂

お知らせ

2019/02/13

奈良一刀彫 万葉堂について

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当店は、親子代々受け継がれる奈良一刀彫伝統工芸の世界では、珍しく独学で始めました。

 

油絵を勉強していた若い頃に、奈良一刀彫との出会いがあり、彩色の仕事をきっかけにこの世界に入りました。

初めの10年くらいは、結納につける高砂人形をメインに制作していました。

しかし、バブルが弾け地味婚ブームが続く不景気な中、これではいけないと思い、高砂人形を止め、雛人形と兜の制作に切り替えました。

 

 

2002年頃に、自社のホームページを作り、それを見た楽天市場から出店のお声をいただき15年間販売をしてきました。

吉岡一泰の作品は、伝統工芸の枠に囚われない、自由な発想で、皆様から喜ばれる可愛らしい人形を目指しています。

それが出来るのも、許されるのも、師弟関係が無いメリットでしょうか。

その反面、自分の作品に責任を持たなければなりません。

 

また当店では、材料にも拘り、最高級の木曽檜を使っています。

高価な木曽檜を使って一刀彫を制作される職人さんは数少ないと思いますが、当店では、材料費を削って質を落とすのではなく、良い物を使って美しく品のある最高のものをお届けしたい思いが強いために、木曽檜に拘っています。

彩色(模様)につきましても、伝統的な柄や技法を踏まえながら、現代の住空間に合ったモダン和風な要素も取り入れ、若い方からお年寄りまで愛される人形作りを心掛けています。

 

夫婦二人三脚で、日々制作販売に追われている為に、一年でご用意できる人形の数に限りがあります。

一つ一つ時間を掛けて丁寧に手作業で作っている為に、大量生産は出来ません。

初節句に間に合わず、一年待って頂くお客様には感謝の気持ちで一杯になります。

そんなお客様のために来春のお雛様・兜のご予約注文も承っています。

 

 

2019年1月吉日、平成最後の年に、新しく自社の本ショッピングサイト奈良一刀彫 万葉堂 雛人形・五月人形・兜』(https://manyodo.jp/を立ち上げました。

数多くのお客様のご要望をお聞きし、実際の作品の色、デザイン、表情などがわかる写真や動画、吉岡一泰の想い(作家の想い)、立雛や兜など商品の360度回転動画など、きちんと表現して詳細にお分かりいただける工夫を随所に行いました。

 

また、段雛の収納動画や兜の組立・収納動画などもどうぞご活用下さい。毎年の飾り付けなどを迷わずできるだけでなく、少しでも長く大切に使っていただけるようにという想いからご用意いたしました。

 

今後は、ここを拠点に心機一転、今まで以上に皆様から愛され、可愛がられる人形作りに精進して参りたいと思っています。

 

今後とも、末永く宜しくお願い申し上げます。

 

奈良一刀彫 万葉堂 吉岡一泰